クラーク

引越しでじたばたしている間に、A・C・クラークが亡くなっていました。合掌。

「20001年・・・」の原作者、という紹介のされ方が多いみたいです。私にとってのクラークベスト3は、

海底牧場 (ハヤカワ文庫SF)

海底牧場 (ハヤカワ文庫SF)

うーん、スタジオぬえ(だったか加藤直之個人名だったか)の表紙デザインがなつかしい。77年版SF文庫ですね。SFの面白さがすべて詰まった1冊でした。

これももっていたのは77年版。月の砂漠の海からいかに脱出するかというサバイバルストーリーでしたが、印象に残っているのは「同じ誕生日の人がいる確率」にまつわる話ですかね。

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

こっちも87年版を読んでますな。軌道エレベーターを克明に描いた作品。クラークは常に「実現できそうなテクノロジー」をリアルに描く作家であると同時に、SFマインド溢れる創造的な未来像を示してくれましたねー。